選び方

安いインパクトドライバーで失敗!?損する前に知っておきたい事!

インパクトドライバーはいろんなメーカーが販売しています。

昔はそんなに多くなかったんですが、今では電動工具とは関係ないような企業や、怪しい中華系のネット販売者も多いです。

「このインパクトドライバー、めっちゃ安い!」

「でも・・・ほんとに買っても大丈夫?」

そんな気持ちになる方って結構多いと思います。

今回はそんな方でも安心して買えるものを紹介します。

安いけど「買ってはいけない!」インパクトドライバー!

ネット通販では、安いインパクトドライバーがたくさん売られています。

でも以下のようなインパクトドライバーは買わない方が良いです。

1、「型番」が付与されていない。

ブランド名みたいなざっくりした名前は書いてあるけど、型番がどこにも書いていない。

アマゾンなどで安いインパクトドライバーを探しているとよくあります。

中華系の怪しい販売者が出品しているインパクトドライバーに多いです。

型番がないインパクトドライバーはカタログなどもなく、品質管理をしようという意思も感じられません。

いくら安くても買わない方が良いです。

2、「メーカー名」が不明もしくはネットで見つけられない。

これもAmazonの中華系インパクトで多い事象です。

「MAKITOO」とか「HITAC」のように、何となくパクリみたいな名前が付いている事が多く、

しかもそれがメーカー名なのか、ブランド名なのかもよくわからない書き方をしています。

もしこれが電動工具メーカー製のインパクトドライバーであれば、「〇〇〇製」のようにはっきりとメーカー名が表示されます。

価格が安くてもメーカーがどこかわからないインパクトはおすすめできません。

怪しいかどうかわからない場合は「メーカー名」もしくは「ブランド名」らしき文言をネットで検索してみて下さい。

検索しても企業のホームページがヒットしない場合は危険です。

どんなに安いインパクトドライバーであってもおすすめできません。

3、使用例の写真が合成写真である。

インパクトドライバーの使用例などの写真をよく見ると、明らかに別の背景にインパクトの画像を埋め込んだような場合があります。

そういうインパクトは買わない方が良いです。

4、説明文の日本語が明らかに間違っている。違和感がある。

日本語の文章としてはあきらかにおかしい説明文を載せてあるインパクトドライバーは、中華系の怪しいインパクトドライバーの証拠です。

こういうインパクトドライバーを買うと、何かトラブルがあったときに日本語でのやり取りが難しいです。

また、感じや言葉の間違いだけでなく、ずうずうしい感じがしたり、根拠が分からないことが羅列してい有る場合も良くないです。

「そんな事あるの?」

そう思う方もいらっしゃるでしょうが、今は本当に怪しい商品があふれています。

そして怪しい商品は説明文も怪しい(違和感のある文章)である場合がほとんどです。

5、説明内容が明らかに素人。

通販で売られているインパクトドライバーには、必ず説明文が付いています。

インパクトドライバーの説明で以下のような作業しか紹介していない場合は要注意です。

  • 小さいネジでのネジ締め作業
  • 小さい穴をあける作業(お菓子のポッキー位の直径)
  • 薄い板の木ネジ固定(小指の長さくらいの木ネジ)

なぜ要注意かというと、上記の作業はインパクトドライバーでなくても出来るからです。

上記の作業は、6N・mの非力な電動ドライバーでも出来る作業です。

こんな作業しか紹介していないような販売者は以下のどちらかです。

  • 販売企業に電動工具の知識がない。
  • インパクトとしては使えない粗悪品を売っている。

通常、それぞれの電動工具で使用する木ネジの長さは以下の感じです。

インパクトドライバーで主に行う作業

インパクトドライバーの使用例として紹介するのであれば、以下のような作業が妥当です。

  • 太い木材同士を、長さ65mm~120mm位のコーススレッドビスで締結する。
  • 直径30mm位の「木工用ドリル ボアビット」を使った大口径の穴あけ。
  • 足場のボルト・ナットの締め付け作業。
  • 角材の同志をボルトで固定する作業。

上記のようなハードな作業こそインパクトドライバーの使用例にふさわしい内容です。

もしもインパクトドライバーの使用例の写真や動画に、手回しドライバーでも出来るような作業が載っていたら明らかに怪しいです。

6、ありえないトルク値など性能が異常。

1万円以下の安いインパクトドライバーなのに、締め付けトルクが「300N・m」等と誇大に書いてある場合は気を付けて下さい。

マキタのプロ用の18Vフラッグシップ(最上級)モデルであっても、インパクトドライバーの最大トルクは180N・m程度です。

ハイコーキ(旧日立工機)の36Vインパクト(マルチボルト)であっても最大締め付けトルクは200N・m。

マキタの40Vインパクト(40Vmax)でも220N・m。

世界一の品質と性能を誇るような日本のマキタとハイコーキの性能を簡単に超えるなんておかしいんです。

マキタの18Vフラッグシップインパクトは、フルセットで4万円以上します。

1万円程度の安いインパクトドライバーに「300N・m」ものトルクが出せるはずがありません

ただ単純に表示だけを信じると「一番パワーがある」と思いますがそれは違います。

ウソです。

中華系のインパクトドライバーは安いですが、性能面の表記がウソや誇大表現だらけです。

こういうウソを平気で表記しているインパクトドライバーは、基本的におすすめいたしません。

「安かろう、悪かろう」を地でいくインパクトです。

買って良いのは「中華系の粗悪品インパクトに興味がある方」だけです。

安いけど「買っても大丈夫なインパクトドライバー」とは?

1、「型番」が記載してあり、カタログや仕様表などが存在するインパクトドライバー!

インパクトドライバーの型番がしっかりと表記してあり、型番別の性能などがちゃんと明示しているインパクトドライバーは安くてもおすすめできます。

2、有名メーカーのインパクトドライバー

初心者の方は電動工具メーカーのメーカー名を知らない場合が多いでしょう。

でも「名前を聞けば知っている!」という企業は多いです。

例えば以下のような電動工具メーカーの名前は聞いたことがあるんじゃないでしょうか?

  • 「マキタ」
  • 「日立」
  • 「パナソニック」
  • 「リョービ」
  • 「ボッシュ」
  • 「ブラックアンドデッカー」
  • 「京セラ」
  • 「高儀」

こういうメーカーのインパクトドライバーなら、とりあえず買っても大丈夫です。

もしそのメーカー名を知らない場合は、ネットで検索してみて下さい。

有名メーカーであれば、簡単に検索にヒットします。

3、メジャーな企業やホームセンターが販売しているオリジナル商品

有名メーカーじゃなくても、有名な企業が販売している場合もあります。

下記のようなホームセンターや家電メーカーがオリジナル商品として販売しているインパクトドライバーは比較的安心して買うことが出来ます。

  • 「ビバホーム」
  • 「コメリ」
  • 「カインズ」
  • 「ナフコ」
  • 「アイリスオーヤマ」

3、説明用の写真や動画が充実している。

インパクトドライバーの使用例などを写真や動画で丁寧に説明してあるものはおすすめできます。

パソコンで簡単に作ったような合成写真ではなく、本当の作業風景を撮影して使っている場合はある程度信用できると思います。

4、説明文の日本語がしっかりしている。

説明文の文章がしっかりしていて、誤字脱字などが無い場合はある程度信頼できます。

5、メーカーのホームページで紹介されているインパクトドライバーである!

ネットショッピングに出てきたインパクトドライバーを検索したら、電動工具メーカーのホームページで紹介されていた!

そんなインパクトドライバーなら安心して購入できます。

インパクトドライバーのメーカーはそれぞれいろんなコンセプトを持っています。

  • 「性能の高さ」をウリにしているメーカー
  • 「コスパの良さ」を売りにしているメーカー
  • 「低価格」を売りにしているメーカー

普及型の安いインパクトドライバーを、あえて製造しているメーカーもあります。

安くてもしっかりと自社のホームページで紹介されているインパクトドライバーは良いものだと思います。

まとめ

今回はインパクトドライバーの事をあまり知らない方が、初めてのインパクトドライバーを安く買いたい場合を想定して書きました。

参考になれば幸いです。

-選び方

© 2024 インパクトドライバー.com